- ゲーミングPCの選び方が全然分からない。
- 自分の条件に合うゲーミングPCメーカーはどこ?
こんな悩みを解決します!
ゲーミングPC選びは、メーカーの数や製品数も多く、非常に難しいです。
まずはゲーミングPCを販売するメーカーから、『あなたに合うメーカー』を決めてください。
そうすれば選択肢が少し絞れるので、ゲーミングPC選びも進むことでしょう。
本記事では、あなたのゲーミングPC選びの条件から、その条件に合うメーカーを解説します。
記事を読む前に一度、どんな条件でゲーミングPCを購入するか考えてください。
知名度、価格、保証、デザイン、カスタマイズ性など、色々とあります。
なにを重視するか決めて、本記事を読んで頂ければと思います。
※ 今回紹介するメーカーは、日本メーカーに絞っています。
知名度の高い人気メーカーが気になる人へ
ゲーミングPCメーカーで、知名度の高い人気のメーカーを3社、知名度の高さ順で紹介します。
※順位は筆者個人の主観が含まれます
- 1位:ドスパラ(GALLERIA)
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画像引用:ドスパラ公式より
ゲーミングPCといえば真っ先に名前があがるのが、ドスパラの販売する【GALLERIA】
『BTOといえばドスパラ』と、まず耳にするこの業界を牽引してきたブランドです。
大手配信者のコラボモデル、豊富なラインナップ、納期の早さが特徴です。
※細かく言うと、サードウェーブが作ってドスパラで販売するブランドがGALLERIAです。 - 2位:マウスコンピューター【G-Tune】
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画像引用:
マウスコンピューター G-TUNE
2023年に創業30年を迎えた老舗PCメーカー。
先ほどの『GALLERIA』と常に比較されるのが、マウスコンピューターの【G-Tune】です。
そして2023/7/26に、マウスコンピューターから新ブランド【NEXTGEAR】が発表され、【G-Tune】と合わせて2つのブランドとなりました。
【NEXTGEAR】がエントリークラス~ミドルクラス帯をターゲットにしており、【G-Tune】はそこから先のプロレベルまでがターゲットとし、全ユーザーの需要を満たしてくれるメーカーです。
保証も厚く品質の良い、筆者おすすめのメーカーでもあります。 - 3位:パソコン工房(LEVEL∞)
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画像引用:パソコン工房【公式通販サイト】より
パソコン工房のレベル∞(レベルインフィニティ)です。
レベル∞というブランド名が2015年に出来た為、少し知名度で劣りますが、後発組の人気Vtuber、プロゲーミングチーム、有名ストリーマーをかかえています。
その活躍により非常に多くの方に知られるようになりました。
ZETA辺りが最たる例です。
価格重視の人におすすめなメーカー
色々なメーカーで、ほぼ同じ構成のPCを比較した時に、価格が安いメーカーを紹介します。
※延長保証を付けない場合の価格で比較しています。
- フロンティア
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画像引用:フロンティア公式より
FRONTIERは1993年に誕生したパソコンのブランドです。
創業30周年を迎えた、昔からある安心のメーカーです。
フロンティアの特徴として、セール時の価格の安さがあります。
頻繁に行われる期間限定セールは、他のメーカーより安い機種が多く、価格と性能のコスパ重視なら要チェックなメーカーです。
筆者もゲーミングPC検討の際は、必ずチェックしています。
特に予算が20万~30万の方におすすめです。
他メーカーより5万くらい安い、ぶっ飛んだ価格のPCがあります。
ただし、安いにも理由があり、宣伝費用が少ないなどもあるのですが、他メーカーと違いショッピングローンの分割費用が発生しますので注意です。 - パソコン工房(LEVEL∞)
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画像引用:パソコン工房【公式通販サイト】より
さきほど知名度3位として紹介したパソコン工房(LEVEL∞)ですが、同じく人気のドスパラや、マウスコンピューター(G-tune)と比較して、価格が1歩安い傾向にあります。
知名度のある人気メーカーが良くて、価格も重視するなら、パソコン工房(LEVEL∞)がおすすめです。 - マウスコンピューター【NEXTGEAR】
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画像引用:NEXTGEAR
2023年に発表されたマウスコンピューターの新ブランド【NEXTGEAR】も非常に安く、コスパが良いPCが揃っています。
NEXTGEARのゲーミングPCは、AMD製のCPU(Ryzen等)のみのラインナップになっています。
そして、EC限定(ネットのみ)販売となっています。
また、ゲームプレイに不要な機能は無くし、必要な機能はクオリティを上げつつ価格は抑えているといったコスパに優れたゲーミングPCが多いです。
CPUにIntelやAMDといったメーカーのこだわりが無ければ、必ずチェックした方が良いメーカーです。
予算が20万以下であれば、NEXTGEARは必ずチェックです。
他メーカーも、アウトレット品や機種によっては、非常に安くなる時があります。
先日も当サイトのトップページで紹介しましたが、マウスコンピューターのG-Tuneのアウトレット品が、28万→21万という割引で販売されていたりもしました。
あくまで上記にて紹介したメーカーが基本的に安いよ、というニュアンスで捉えてもらえればと思います。
価格重視で探している方に、気を付けて頂きたい事がひとつあります。
それは、デスクトップ型のゲーミングPCの場合、wifi機能がオプション追加になっている場合があります。
基本的に有線の方が回線速度が安定し、ゲームは有利なので、有線接続でプレイする人が多いです。
そういった実情から、メーカーは価格を下げるために、標準でwifi機能を無くしている場合も多いです。
もしwifiで接続するのであれば、標準構成で付いているのか、カスタマイズで追加が必要なのか、チェックを忘れずに!
保証を重視する人におすすめなメーカー
故障の際に無償修理といった対応をしてもらえる、保証期間の長いメーカーを紹介します。
PC知識に自信が無い人は、保証期間が長い方が安心です。
PC関連の不具合はめちゃくちゃ多いです。
筆者は、何度も保証に助けられました。
- マウスコンピューター【G-Tune】【NEXTGEAR】
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画像引用:マウスコンピューターより
知名度2位でも紹介したマウスコンピューターですが、2023年に創業30周年を迎え、他のメーカーに無い凄い試みを始めました。
それは【標準保証期間”3年”】というものです。
【G-Tune】、【NEXTGEAR】どちらも標準保証期間が3年となりました。
他のメーカーで3年保証が欲しいのであれば、本体代金の10%程度の追加料金が必要になってきます。
保証も欲しいけど価格を抑えたい人には、マウスコンピューターがおすすめです。
また、標準3年保証ということから、マウスコンピューターは3年では壊れない性能とも言えます。
3年以内に壊れていたら修理が追い付きませんからね。 - その他のメーカーの保証期間や費用
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3年保証のマウスコンピューターを除く、本記事で紹介する他メーカーの標準保証期間は1年です。
各メーカーの3年への延長保証料をまとめてみました。
※サイコムは標準2年保証の機種もあります。メーカー名 3年への延長保証料金 ドスパラ PC本体価格の10% パソコン工房 PC本体価格の10% フロンティア カスタマイズ前の販売価格によって変動
例(15万円以上~20万円未満は19,910円)
ざっくり本体価格の10%程度です。マイニングベース(Astromeda) 本体表示価格の11% STORM(ストーム) 税込6,600円で延長可
(※他メーカーと違い、修理の際に部品代が発生)TSUKUMO 販売価格11,000円ごとに保証料金550円ずつ増額
例(110,000円 →6,050円、209,000円→11,000円)アーク PC本体価格の10%
(稀に半額キャンペーンで5%場合あり)サイコム 商品金額(税込)の5% SEVEN 購入金額の10% ※本体価格10万以上の機種での延長保証料を載せてます。
上記表には書きませんでしたが、ドスパラなどは13%、18%の追加費用で、4年、5年保証に出来たりもします。
※定期的にチェックしますが、最新の情報と齟齬がありましたら申し訳ございません。
コラボモデルや、デザインが特徴的なおすすめメーカー
プロゲーミングチーム、有名ストリーマー、YouTuberなどのコラボモデルのあるメーカー。
最近こぞって多くのメーカーが出している、人気のホワイトモデルを販売しているメーカー。
独特なケースやRGBが魅力なメーカーを紹介していきます。
コラボモデル
- ドスパラ(GALLERIA)
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コラボモデルというと真っ先に挙がるのがドスパラです。
プロゲーミングチームや、大手配信者である釈迦さん、ぶいすぽっ!などのVtuberといった、知名度の高い方のコラボモデルが充実しています。コラボモデルの特徴として、多少割高になるのはご愛嬌です。
- パソコン工房(LEVEL∞)
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画像引用:パソコン工房【公式通販サイト】より
実際、ドスパラ以上にコラボモデルが充実しているのはパソコン工房です。
この記事の執筆時点でドスパラは19種のコラボモデルがありましたが、パソコン工房は倍以上の39ありました。
パソコン工房のコラボモデルも、Valorantで有名なZETA、他にはSPYGEARさん、赤見かるびさんや、えなこさん、伊織もえさんなど、知名度の高い方々のコラボモデルがあります。
流行りのホワイトカラーモデル
通常のラインナップから、ホワイトカラーを選択できるメーカーを紹介します。
- マウスコンピューター【G-Tune】【NEXTGEAR】
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画像引用:マウスコンピューターより
マウスコンピューターのG-TuneとNEXTGEARのホワイトモデルは、RGBファンが通常モデルと違うといった特徴もありますが、基本は通常カラーのケースから形は変えず、色がホワイトに変更されています。
使いやすいインターフェースや、こだわった冷却性能、メンテナンスのしやすさは確保されている点はありがたいと思います。派手過ぎず、少し落ち着いたホワイトモデルが欲しいのであれば、マウスコンピューターはおすすめです。
- フロンティア
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画像引用:フロンティア公式より
フロンティアもホワイトカラーモデルがあります。
ホワイトカラーモデルの場合、通常カラーより金額が高い場合が多いです。
しかしフロンティアの場合は、特に追加料金など無く、ホワイトにカラー変更が可能です。
独特なデザインが魅力
- STORM(ストーム)
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画像引用:ストーム公式より
昔から独特なケースで有名なストーム。
ストームは創業25年を超えた実績のあるメーカーです。
このガラス張りのケースにグッと来たらストームがおすすめです。
品質も良く、ホワイトカラーモデルも充実していますよ。 - マイニングベース Astromeda(アストロメダ)
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画像引用:Astromeda公式より
実は筆者が密かに気になっていているのが、マイニングベースのゲーミングPCブランド「ASTROMEDA」です。
スケルトンデザインのケース、大量のRGBファンなどなど、デザインを重視したゲーミングPCを販売しています。
Xで様々なコラボモデルを紹介して話題になっているメーカーです。
補足ですが、次に説明するカスタマイズしたい人におすすめなメーカーはケースを色々選べます。
ケースの選択次第で、ホワイトカラーのゲーミングPCにすることが可能ですし、RGBも変更可能です。
カスタマイズしたい人におすすめなメーカー
- サイコム
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画像引用:BTOパソコンのサイコム
サイコムは、世界で初めてデュアル水冷PCを開発したり、他メーカーより優れた静音PCを開発するなど、技術力の面で優れたメーカーです。
そして、カスタマイズ性の高さと独自性のあるモデルがコアなゲーマーに評価されています。
技術力に裏付けされた高い品質が魅力です。
価格が高いこと以外に、悪いところが無いメーカーです。
ある程度のPCパーツ知識があれば上手くカスタマイズして、サイコムでも安く組むことが可能です。
カスタマイズの知見がある方は、一度は見るべきメーカーです。 - パソコンショップSEVEN
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画像引用:パソコンショップSEVEN公式より
パソコンショップSEVENの特徴は、フルカスタマイズ可能なBTOメーカーでありながら、コスパが良いです。
メジャーメーカーの品質の良いパーツが標準構成ですし、今後必要性が出てくるであろう有線2.5GのLANが積まれているモデルもあったりと、ちょっと高いかなと思う価格相応に、中身はちゃんと充実しています。
ただ、PCパーツに知見が無いとパーツが多すぎるので選ぶのは大変です。
ケースも20以上の中から選べますので、独特なゲーミングPCを作ることが可能です。
知見のある方で、カスタマイズにこだわりたいのであれば、ぜひ確認してください。 - パソコンSHOPアーク(ark)
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画像引用:ark公式より
知る人ぞ知る、秋葉原の老舗PC専門店『ark』
arkは、BTOパソコン「arkhive」をはじめ、PCパーツ全般取扱いするマニア、ハイエンド系PC専門SHOPです。
サイコムやSEVEN同様に、カスタマイズ性が高いのはもちろんのこと、MSIやASUSといった、有名PCパーツメーカーのコラボモデルがあります。
arkを選択する人には今更不要な説明かもしれませんね。
筆者はPCパーツをたまに買わせてもらってます。 - TSUKUMO(ツクモ)
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画像引用:TSUKUMO公式より
ツクモは、日本の老舗中の老舗BTOメーカーです。
経営困難でヤマダ電機の傘下に入りましたが、品質は保ちながらサポート面が充実しました。
ツクモは昔からある大手と言っても良いBTOメーカーでありながら、CPUやグラフィックボードのカスタマイズの自由度が高い方です。
価格も安いメーカーですので、知見のある人が上手く構成すると、お得に買えると思います。
最新のG-GEARは拡張性、冷却性、パーツ品質共に高水準でおすすめです。
光らないゲーミングPCが欲しい人はG-GEARをチェックしてみてください!
参考情報:筆者の考え
時間があれば読んでください。
筆者個人の、ゲーミングPC選びの経験や価値観、考えを紹介しておこうと思います。
こういう考えもあるんだなーと、今後のゲーミングPC選びの参考にしていただければと思います。
- 価格の目安
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ゲームプレイのみであれば15万~25万、ゲーム配信を行いたいのであれば25万~です。
10万ちょっとの機種は、新しいゲームでスペック不足に陥る可能性があるのでおすすめしません。
配信にはCPU性能も必要になってきますし、メモリも32G、録画をするならSSDも1TBでは心許ないかもしれません。 - 保証はどうしたら?
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トラブルが起きた時に自分で対応できる知識があるなら、一般的な標準保証期間が1年のメーカーで良いと思います。
知識に自信が無い人や、調べるのがめんどうな人は、有料の延長保証を付けたり、標準保証期間が長いメーカーを選んだ方が良いです。
実際、ゲーミングPCは1年で壊れることはほぼありません。
1年で壊れるとしたら、初期不良に近いパーツの異常で、もっと早くおかしくなります。
そして、異常が出始めてくる可能性があるのは2~3年くらいです。
ゲーミングPCに慣れてきて使い方も激しくなってきますし、掃除やメンテナンスをしていないとホコリなどの蓄積により冷却が心配になってきます。
ある程度の金額の機種を買った上で、掃除などをしてちゃんと使っていけば、5年くらいは問題が無いと思っています。
あと、故障などしたらデータ復旧はされないと思っておいた方がよいです。
故障の原因を自分で調べるのも意外と面倒ですし、治すのにも結構な時間と費用が必要です。 - 個人的にはデザインより性能重視
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最近はホワイトケースは当たり前ですし、ガラスタイプやRGBが非常に派手な物が増えてます。
筆者はどちらかというと、デザインに掛けるお金を性能に割り振ってしまうので、少しのRGBが付いてる機種しか使ってきませんでした。
予算を気にするのであれば、どこに割り振るべきか、慎重に考えるべきかなと思います。
でもガラス張りのケースで、デスク周りもカラーを統一したら綺麗なんだろうなぁーと憧れもあります。 - 納期は余裕を見た方が良い
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どこのメーカーもタイミング次第で、納期は前後します。
知名度の高いドスパラやマウスコンピューターなどは即納モデルも多いですし、他のメーカーも機種によっては2~3日で届く物も多いです。
普段納期の掛かるメーカーにも即納モデルもあったりします。
ですが逆に、急に納期が延びる場合もあります。
欲しいタイミングを見越して、早めにゲーミングPCを探した方がいいです。 - カスタマイズは知識が必要
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用途次第でカスタマイズの必要性が変わってきます。
ゲームをするだけであれば、BTOメーカーの基本構成で問題ないです。
カスタマイズを気にしなければいけないのは、配信や録画、編集をする場合です。
メモリ容量や、SSDの容量、ゲームをするだけではそのままでよかったCPU性能についても気にしていく必要があります。
もちろんケースデザインにこだわり始めたらさらにややこしくなってきます。
カスタマイズは難しそうと思いますが、少しだけ時間を使って知識を入れてしまえば色々と応用ができます。
筆者の知識の元も、高校生時代に色々調べて学んだものですが、15年以上経った今でも有効活用出来ています。
もちろん日々技術が進化していくので、最新情報のリサーチは必要です。
まとめ
ここまで読んで頂ければ、大まかにあなたに合うゲーミングPCメーカーは分かったかと思います。
各社違う特徴がありますが、基本的にメインラインナップのスペックは同じです。
保証、デザイン、価格から、あなたが重要視する要素に適したメーカーをしっかり見ていくのが良いと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!