【初心者向け】FAT32/exFATファイルシステムが壊れたときの修復方法まとめ|ソフト・業者依頼の選び方も解説!

「フォーマットしますか?」という表示や、突然ファイルが読めなくなるエラー。
FAT32やexFATでフォーマットされたUSB・SDカード・外付けHDDでよく起こるトラブルです。
この記事では、FAT32・exFATのファイルシステムが破損したときの対処法から、データ復旧ソフトや専門業者の選び方まで、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します!
FAT32・exFATファイルシステムとは?
USBメモリやSDカード、外付けHDDなどでよく使われるファイル形式です。
- FAT32:Windows・Mac両対応。古い機器でも読み書きできる汎用性の高さが魅力
- exFAT:FAT32の上位互換。4GB以上のファイル保存が可能で、高容量メディアに最適
ただし、これらは論理的に壊れやすいという弱点もあります。ファイルシステムが破損すると、エラー表示や読み取り不能といったトラブルに発展します。
FAT32・exFATが壊れてしまう原因って?


USBメモリやSDカード、外付けHDDなどでよく使われている「FAT32」や「exFAT」形式。
とても便利ですが、ちょっとしたことでファイルが開けなくなったり、突然認識されなくなることもあるんです。原因は大きく分けて「論理障害」と「物理障害」の2種類。
それぞれどんなトラブルなのか、順番に見ていきましょう!
論理障害:ファイル情報の“中身”が壊れてるパターン
まず1つ目は「論理障害」。
これはUSBやSDカード自体は壊れていないけど、ファイルの管理情報がバグってしまった状態のことです。
よくある原因はこちら:
- 安全な取り外しをしていない
データの書き込み中に抜いてしまうと、ファイル構造が壊れることがあります。 - 突然の電源オフや強制終了
作業中にPCの電源が落ちたり、フリーズして電源をブチッと切ったりすると危険! - フォーマットミスや機器との相性問題
別の機器で使ったときに、ファイルシステムがうまく読み込めず壊れるケースもあります。
「フォーマットしてください」と出たり、ファイルが急に開けなくなったら、論理障害を疑ってみましょう。
このタイプなら、ソフトで修復できる可能性もあります!
物理障害:メディアそのものが壊れてるケース
もうひとつが「物理障害」。
これは中のチップや接続端子そのものがダメになってしまっている状態です。
こうなると、ソフトではどうにもならないので注意が必要です。
原因としてはこんなことが考えられます:
- HDDの中でデータを読む針が壊れた
HDDの中にはレコード針のようにデータを読み取るパーツがあります。落下などの衝撃で傷ついてしまうと読み取れなくなります。 - SSDの中の“頭脳”が動かなくなった
SSDは見た目は無事でも、データを管理するチップが壊れると、突然まったく認識されなくなることがあります。 - 接続部分がサビたりショートした
USBやHDDの差込口がサビたり、湿気や静電気で中の回路が壊れると、接続しても反応しなくなります。
「接続しても認識されない」「容量が0バイトになる」「動きが不安定」などの症状があるときは、物理障害の可能性が高いです。とくにHDDやSSDは、電源を入れ直したり何度も抜き差しすることで、さらに悪化するリスクも。
無理せず使用を止めて、早めに専門のデータ復旧業者に相談しましょう。
注意!修復時のNG行動と対策


❌ 「フォーマットしますか?」→フォーマットしてしまう
これを実行すると復旧難易度が一気に上がります。「キャンセル」を選択しましょう。
❌ 自力での復旧を何度も繰り返す
回数を重ねることで状態が悪化し、復旧できるデータ量が減ってしまう可能性があります。
✅ 今アクセスできるデータは先にバックアップ
一部でも読み込めるうちに、最優先でコピーを取りましょう。
「大事なデータが消えたかも…」と感じたときは、自己判断で進めず、一度プロに相談するのが安全です。
特に物理障害の可能性がある場合、通電を続けるだけで状態が悪化してしまうことも。もし自分での対応に不安があるなら、データ復旧の専門業者に任せるのが確実。
初期診断が無料のサービスもあるので、まずは相談だけでもしておくと安心です。
FAT32・exFATが壊れたときの修復方法


CHKDSKコマンドでエラー修復(Windows)
ファイルシステムに軽微なエラーがある場合、Windows標準の「chkdsk」コマンドで修復できる可能性があります。
手順:
- スタートメニューで「cmd」と検索し、「管理者として実行」を選択
- 以下のコマンドを入力して実行(h: は該当ドライブの文字に置き換え)
chkdsk h: /f
「ファイルシステムの修復を完了しました」と表示されれば、問題が自動的に修復されたことになります。
注意:処理中にシステムが停止したり、対象ドライブが物理的に不安定な場合は、状態が悪化するリスクがあるため慎重に行ってください。
エクスプローラーのエラーチェック機能
コマンド操作に不慣れな方は、Windowsのエクスプローラーから簡単にエラーチェックができます。
手順:
- 「エクスプローラー」で対象のドライブを右クリック
- 「プロパティ」→「ツール」タブ→「チェックする」
- 「このドライブをスキャン」をクリック
こちらもファイルシステムの破損が軽微な場合に有効です
システムの復元(FAT32でOSドライブの場合)
もしFAT32でフォーマットされたシステムドライブが対象の場合、Windowsの復元ポイントを利用して、ファイルシステムを以前の正常な状態に戻すことができます。
手順:
- スタートメニューで「システムの復元」と検索し、起動
- 表示された復元ポイントの中から、不具合発生前の日付を選択
- 画面の指示に従って復元処理を実行
注意:復元には再起動が必要であり、インストール済みのアプリや設定も巻き戻される点に注意しましょう。
ディスクの管理ツールでドライブ文字を再設定
ファイルシステム自体に異常はないものの、ドライブが「未割り当て」状態になっていたり、ドライブ文字が消えてしまっている場合は、Windowsのディスク管理ツールから割り当て直すことで認識されることがあります。
手順:
- 「スタート」→「ディスクの管理」と検索して開く
- 該当のドライブを右クリック → 「ドライブ文字とパスの変更」
- 「追加」または「変更」から新しいドライブ文字を割り当てる
これにより、エクスプローラー上で再び表示されるようになることがあります。
データ復旧ソフトを使う(論理障害の応急処置)
軽度なファイルシステムの破損であれば、市販の復旧ソフトを使ってデータを取り出せることがあります。
多くのソフトは、削除や初期化による論理障害に対応しており、初心者でも扱いやすい設計になっています。
ただし操作を誤ると、かえってデータが復旧困難になるリスクもあります。特に復元先の選び方やスキャン方法には注意が必要です。
使用時は以下の点を守りましょう。
- 復旧先は別ドライブを指定する
- 新しいデータの書き込みを避ける
- プレビュー機能で内容を確認してから復元する
専門のデータ復旧業者に相談する


操作に不安がある方や、以下のような状況では最初から専門業者への相談が安全です。
- 「フォーマットしますか?」と表示され続けている
- ドライブの容量が0バイトと表示される
- 重要な業務データや思い出の写真など、失いたくないデータがある
無料で診断・見積もりが可能な業者も多いため、無理に自力修復せず、まずは状況を見てもらうことをおすすめします。
データ復旧業者を選ぶポイント


実績と信頼性があるか
障害別の対応件数・成功率を開示している業者を選びましょう
- 論理障害・物理障害どちらにも対応できるか
ファイルシステムの破損だけでなく、基板・端子の物理異常にも対応しているか確認。 - 無料診断・明確な料金体系
初期診断や見積もりが無料、成功報酬制などの業者が安心です。 - セキュリティ対策
ISO27001やプライバシーマーク取得済みの業者なら、個人情報の取り扱いも安心。
データ復旧なら「デジタルデータリカバリー(DDR)」がおすすめ!


「大事なデータ、なんとか取り戻したい…」そんなときに頼れるのが、デジタルデータリカバリー(DDR)です。
SSDはもちろん、HDD・USB・RAIDなど、あらゆるストレージトラブルに対応。
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法人も個人も問わず、「絶対に失いたくないデータがある」という方にとって、まさに心強い存在です。
まとめ:落ち着いて段階的に対処を
FAT32やexFATのファイルシステムが壊れると驚いてしまいますが、焦らず段階を踏めばデータを取り戻せる可能性は十分あります。
重要なポイント:
- フォーマットはしない
- バックアップできるうちにする
- 自力で難しければ早めに業者に相談
“今”しかないデータがあるなら、できるだけ早く行動しましょう。