【ゲーミングモニター・AOC】24G4/11と27G4/11をレビュー
- PCゲーム初心者~中級者向けのコスパが1番良いゲーミングモニターを探している
- このモニターを販売するAOCってどんなメーカー?
- なぜこのモニターがおすすめなの?
- どんな人におすすめのゲーミングモニターなの?
こんな悩みを解決します!
2024年1月19日にAOCから発売した、非常にコストパフォーマンスに優れたゲーミングモニター【24G4/11】と【27G4/11】を解説する記事です。
発売してすぐに友人が購入したのでさっそくお家にお邪魔し、現物を見て、触ってきました。
この商品を知人にすすめていた身としては、現物を見て満足いくものでしたのでとりあえず一安心でした。
筆者も今になってPCゲームを始めるなら間違いなく買うであろう商品です。
まだ発売して間もないので、公開されている記事が少なく、非常に参考になるはずです。
本記事で皆さんの心配が解消され、購入の後押しになれば幸いです。
このモニターのメーカー【AOC】とは?
品質も良い安い価格帯のゲーミングモニターで、AOCに勝てるメーカーはいません。
AOCは日本でマイナーですが、世界的に見ると非常に有名なメーカーでして、世界トップレベルです。
日本でも有名なBenQと同じく拠点を台湾に置くメーカーで、1967年からある老舗メーカーです。
そして100Hz以上のゲーミング液晶ディスプレイ市場で3年連続世界シェア1位を達成したメーカーでもあり、エントリーレベルからプロのゲーマー向けまで多くのゲーミングモニターを発売しています。
・2019~2021年でのシェア1位がAOC(台湾)、2022年がサムスン(韓国)です
世界的に有名なのにAOCを知らないのを疑問に思うかもしれませんが、他メーカーより圧倒的に日本での宣伝等のPRが少ないだけだと思っていてください。
日本のゲーミング市場は世界で比べると小さい方でしたので。
ちなみに自分もこれまでに、AOCのゲーミングモニターを2つ買いました。
【24G4/11】【27G4/11】をレビュー
冒頭でも話した通り、筆者のすすめで友人が本記事のゲーミングモニターを購入しましたので現物を見させてもらってきました。
友人が買ったのは【27G4/11】でしたが、24G4/11との違いはサイズの違いだけですので、レビュー内容はどちらにも当てはまると考えてください。
ではさっそくレビューしていきます。
大手メーカー品質なのに安い
この記事を書いた2024/01/22時点での価格は、24インチが19,800円程度、27インチが21,600円程度でした。
もっと安い商品も探せばありますが、品質の面での安心感はやっぱり必要です。
その安い商品との価格差が5千円程度で、寿命が年単位で変わるなら、5千円高くても長く使える方が良いです。
外側から見える部分を隅々チェックしましたが、作りも良かったです。
やっぱりIPSパネルは綺麗
【24G4/11】と【27G4/11】にはIPSパネルが搭載されています。
TN | VA | IPS | |
---|---|---|---|
応答速度の早さ | |||
視野角の広さ | |||
色の再現性が高い | |||
色のコントラスト | |||
価格の安さ |
IPSパネルは視野角の広さや、色の再現性が高い特徴がありますので、普段VAパネルのゲーミングモニターを使っている筆者からしたら、映像を綺麗に感じました。
少し斜めからモニターを見ていましたが、視野角も広いと感じました。
IPSパネルは応答速度が遅い傾向にありますが、流行りのゲーミングモニター達が確保している1msを【24G4/11】、【27G4/11】ともに確保できています。
リフレッシュレート180Hzがちょうど良い
この友人に紹介して購入したゲーミングPCが【NEXTGEAR JG-A7G60】という商品なんですが、搭載されているグラフィックボードがGeForce RTX4060です。
ゲーミングPCを販売する多くのメーカーで、売れ筋のゲーミングPCはGeForce RTX4060が搭載されているモデルが多いです。
このRTX4060ですが、現在人気のあるグラフィック負荷が中程度のゲームにて、リフレッシュレート240Hzに張り付けないけど、200Hz近くは出るといった性能です。
240Hzのモニターだと1万円ほど価格が高いのですが、正直なところリフレッシュレート180Hzと240Hzの違いは、非常に体感で分かりにくいです。
モニター価格を抑えつつ、人気のグラボGeForce RTX4060が出せる性能にぴったりな180Hzがちょうど良いと考える理由です。
調整スタンドで向きや高さ調整
低価格のモニターは調整機能が無いスタンドの場合もありますが、【24G4/11】と【27G4/11】は、上下の回転方向、奥行き方向の回転、高さ方向の調整が可能です。
モニターが見やすくて、体が痛くならない高さに調整するのは大事ですよ。
大体ゲームに集中すると前かがみになって画面に近付いていくので、腰が痛くなったり、目が悪くなったりと良いことが無いです。
調整機能で最初から良い位置に設定できるのはありがたいです。
筆者的には奥行き方向で傾けられるのもありがたいと思います。
スタンドを少し斜めにおいて、マウスの上にスタンドの脚が来ないようスペースを作れますので。
便利な機能
「FPS」「RTS」「Racing」といったプリセットモードのほか、カスタマイズした設定を保存することができます。
簡単なボタン操作で呼び出しができますので、仕事が終わってゲームをやろうと思った時に、簡単にいつものゲーム用の設定に変更できます。
注意点を解説
【24G4/11】と【27G4/11】にも少しだけ注意点がありますので把握しておいてください。
- HDMI端子は1個になっている
-
これまでAOCの売れ筋だった旧型(24G2SPE/11と27G2SPE/11)のHDMI 1.4から、HDMI 2.0への変更になりましたが、HDMI端子が2個から1個に減っています。
PCを繋いだ状態で、PS5などの家庭用ゲーム機も複数繋いだままにしておきたい場合は、ちょっと不便かもしれません。
DP1.2も新しい規格のDP1.4になりましたが、個数は1個のままです。 - スピーカー機能は無し
-
スピーカー機能はないので、ゲーミングイヤホン等を用意しましょう。
音を外に出したい場合は、別途スピーカーを用意してください。
参考:仕様一覧
参考までに仕様一覧を載せておきます。
注意点は太字で記載しておきます。
仕様一覧 (押すと開閉できます)
仕様 (24インチの方)
型番 | 24G4/11 |
パネル | 23.8″ (IPS) |
画素ピッチ(mm) | 0.2745 (H) × 0.2745 (V) |
有効表示領域(横×縦)(mm) | 527.04 (H) × 296.46 (V) |
輝度(通常) | 300 cd/m² |
コントラスト比 | 1000 : 1 (Typical) 80,000,000 : 1 (DCR) |
最大応答速度 | 1ms (MPRT) / 1ms (GtG) |
視野角 | 178° (H) / 178° (V) (CR > 10) |
色域 | NTSC 113% (CIE1976) / sRGB 126% (CIE1931) / DCI-P3 103% (CIE1976) |
色精度 | Delta E < 2 |
推奨解像度 | 1920 × 1080 @ 180Hz – DisplayPort, HDMI |
最大表示色 | 約1,677万色 |
入力端子 | HDMI 2.0 x 1, DisplayPort 1.4 x 1 |
HDCPバージョン | HDMI: 2.2, DisplayPort: 2.2 |
HSBハブ | なし |
電源 | Internal 100 – 240V~1.5A, 50 / 60Hz |
消費電力(W) | 23W |
スピーカー | なし |
ヘッドフォン端子 | 対応 |
VESAマウント | 100mm x 100mm |
チルト | -5~23度/130mm/-30~30度/-90~90度 |
本体寸法(スタンドなし)(縦×横×奥行) | 325 (H) × 540 (W) × 50.6 (D) |
本体寸法(スタンドあり)(縦×横×奥行) | 382.1~495.1 (H) × 540 (W) × 239.7 (D) |
梱包寸法(縦×横×奥行) | 477 (H) × 613 (W) × 189(D) |
本体重量(スタンドなし) | 2.55 |
本体重量(スタンドあり) | 3.96 |
梱包重量 | 6.46 |
本体カラー | Black & Red |
適合規格 | RoHS2, VCCI, J-moss, PC-Recycle, PSE |
付属品(モニタ/電源ケーブル長) | 電源ケーブル、HDMIケーブル、Displayportケーブル、スタンド、ベース。保証書、OSD機能説明書 |
仕様 (27インチの方)
型番 | 27G4/11 |
パネル | 27″ (IPS) |
画素ピッチ(mm) | 0.31125 (H) × 0.31125 (V) |
有効表示領域(横×縦)(mm) | 597.88 (H) × 336.31 (V) |
輝度(通常) | 300 cd/m² |
コントラスト比 | 1000 : 1 (Typical) 80,000,000 : 1 (DCR) |
最大応答速度 | 1ms (MPRT) / 1ms (GtG) |
視野角 | 178° (H) / 178° (V) (CR > 10) |
色域 | NTSC 111% (CIE1976) / sRGB 128% (CIE1931) / DCI-P3 102% (CIE1976) |
色精度 | Delta E < 2 |
推奨解像度 | 1920 × 1080 @ 180Hz – DisplayPort, HDMI |
最大表示色 | 約1,677万色 |
入力端子 | HDMI 2.0 x 1, DisplayPort 1.4 x 1 |
HDCPバージョン | HDMI: 2.2, DisplayPort: 2.2 |
HSBハブ | なし |
電源 | Internal 100 – 240V~1.5A, 50 / 60Hz |
消費電力(W) | 31W |
スピーカー | なし |
ヘッドフォン端子 | 対応 |
VESAマウント | 100mm x 100mm |
チルト | -5~23度/130mm/-30~30度/-90~90度 |
本体寸法(スタンドなし)(縦×横×奥行) | 366.3 (H) × 613.9 (W) × 51.3 (D) |
本体寸法(スタンドあり)(縦×横×奥行) | 386.6~516.6 (H) × 613.9 (W) × 359.7 (D) |
梱包寸法(縦×横×奥行) | 481 (H) × 822 (W) × 162(D) |
本体重量(スタンドなし) | 3.52 |
本体重量(スタンドあり) | 4.98 |
梱包重量 | 8.26 |
本体カラー | Black & Red |
適合規格 | RoHS2, VCCI, J-moss, PC-Recycle, PSE |
付属品(モニタ/電源ケーブル長) | 電源ケーブル、HDMIケーブル、Displayportケーブル、スタンド、ベース。保証書、OSD機能説明書 |
まとめ
コスパ抜群だった
・IPSパネルで映像が綺麗、応答速度も1msで速く問題無し
・リフレッシュレートも180Hzで過不足なく、FPSなどのアクションゲームにも最適
・スタンドの高さ調整機能もあり
・HDMIなどの端子も最新の規格に変わっており、高解像度時も高リフレッシュレートで表示可能
・世界的な大手メーカーの安心品質
必要な機能は十分揃っていて品質も安心、さらに価格が安いといったコストパフォーマンス抜群な機種です。
ガチガチのFPSゲーマーなどは240Hzの特殊機能があるゲーミングモニターがいいでしょうが、ゲーム初心者~中級者の方には間違いなくこの商品がおすすめです。
FPS、TPSは視界にすべての情報が収まる24インチがおすすめと言われます。
国内大会、世界大会がほぼ24インチのゲーミングモニターが採用されています。
色々なゲームで没入感を味わいたい、そんな人には27インチがおすすめです。
筆者はせっかくゲームをやるなら、大きい画面で迫力を感じた方が楽しめると思うので、27インチがおすすめです。
画面の端の情報が見にくい、目が疲れるならなら、机のスペースにもよりますがモニターを遠ざけて、体から少し離せばOKです。
筆者も今になってPCゲームを始めるなら間違いなく買う商品です。
予算2万円くらいでゲーミングモニターを探しているならこれです!
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本記事のモニターの旧型になるモニターですが、端子の数が多いタイプを紹介しています。
合わせて、筆者も使っている湾曲のおすすめ機種も紹介しています。
最後までお読みいただきありがとうございました!