【必見】mbr2gpt変換でエラーが出るときの原因と対処法

MBR→GPT変換ツール「mbr2gpt」は便利ですが、パーティション構成やBitLocker、回復パーティションの配置などが要件を満たさないと失敗します。誤った処置は起動不能の原因にもなり得るため、正しい切り分けと順序立てた対応が重要です。
本記事では、よくあるエラーの正体と、検証・パーティション整理・EFI作成・起動修復までの具体的な流れを解説。自力対応が難しいケースでは、データ保全を最優先し専門業者へ相談する判断基準も示します。
mbr2gptが失敗する主な原因


mbr2gptの失敗要因は大きく「論理障害(構成・設定の問題)」と「物理障害(ディスク自体の不良)」に分けられます。まずは論理面を整え、それでも不可なら物理面の可能性を疑いましょう。
論理障害
構成や設定の不一致により、ツール側の検証を通過できないパターンです。要件を満たす形に整えることで解決できる場合が大半です。
- システムディスクのパーティションが多すぎる/拡張・論理パーティションを含む
- 回復パーティションがOS領域の前後に複数存在しEFI領域確保ができない
- OSパーティションがアクティブでない/「Cannot find OS partition」になる
- BitLocker暗号化が有効のまま(保護中)で変換できない
- mbr2gptの実行オプション不足(/allowFullOSなし 等)やSFC未修復
これらは「検証 → 不要領域の整理 → 再検証」の順で対処します。特に回復パーティションの位置と空き領域の確保がポイントです。
物理障害
ディスクに不良セクタや読み書きエラーがある場合、変換中に書き込みが失敗しエラーへ発展します。SMART異常、異音、極端な速度低下は要注意です。
- 不良セクタ(代替処理の増加)や読み取りエラーの多発
- コントローラ/ケーブルの不調に伴うI/Oエラー
- 通電不安定・突然の電源断によるファイルシステム破損
- ファームウェア不具合や老朽化による動作不安定
- 温度異常に起因するスロットリング・書込み失敗
物理的疑いがある状態での変換は、途中失敗やシステム起動不能とデータ消失リスクを高めます。まずはクローン取得やバックアップを最優先し、以降の操作を止めて専門業者へ相談するのが安全です。
注意!修復時のNG行動と対策


❌ 「フォーマットしますか?」→フォーマットしてしまう
これを実行すると復旧難易度が一気に上がります。「キャンセル」を選択しましょう。
❌ 自力での復旧を何度も繰り返す
回数を重ねることで状態が悪化し、復旧できるデータ量が減ってしまう可能性があります。
✅ 今アクセスできるデータは先にバックアップ
一部でも読み込めるうちに、最優先でコピーを取りましょう。
「大事なデータが消えたかも…」と感じたときは、自己判断で進めず、一度プロに相談するのが安全です。
特に物理障害の可能性がある場合、通電を続けるだけで状態が悪化してしまうことも。もし自分での対応に不安があるなら、データ復旧の専門業者に任せるのが確実。
初期診断が無料のサービスもあるので、まずは相談だけでもしておくと安心です。
mbr2gptエラーを解消する対処法


以下は安全側での推奨順序です。各ステップで「検証→修正→再検証」を徹底し、リスクの高い操作では必ずバックアップを確保してください。環境により画面表示や項目名が多少異なる場合があります。
事前チェックとバックアップの確保
変換作業前に状態を可視化し、万一に備えた退避先を用意します。これにより復旧不能の事態を避けられます。
手順:
- 外付けドライブ等にユーザーデータをバックアップ(可能ならシステム全体のイメージも取得)
- 管理者コマンドで「wmic diskdrive get status」やSMART対応ツールで健康状態を確認
- ディスクの管理/diskpart「list disk」「list volume」で構成を把握・記録
mbr2gptの検証と正しい実行
まず検証で通るかを確認し、通過するまで構成を整えます。本番実行は管理者権限で、必要オプションを付けます。
手順:
- 管理者のコマンドプロンプトを開く
- mbr2gpt /validate /disk:0 を実行(対象ディスク番号は環境に合わせる)
- 問題がなければ mbr2gpt /convert /disk:0 /allowFullOS を実行
BitLockerを無効化(保護解除)してから再試行
暗号化が有効だと変換に失敗します。保護を一時停止または解除し、復号完了を待ってから進めます。
手順:
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「デバイスの暗号化」または「BitLockerの管理」を開く
- システムドライブの保護を一時停止または無効化(回復キーは必ず保管)
- 復号が完了したことを確認後、mbr2gptの検証/変換を実行
パーティション整理(回復/拡張の削除・統合)
「Disk layout validation failed」や「EFI領域の確保不可」は、余計な回復パーティションや拡張・論理パーティションが原因の定番です。EFI用の空き領域(100MB以上推奨)を先頭または適切位置に確保します。
注意:パーティション操作は誤ると起動不能やデータ消失につながります。必ずバックアップ後に実施してください。
手順:
- 「ディスクの管理」で回復パーティションの位置と数を確認
- 不要な回復パーティションを削除し、OSパーティションと連結または縮小して未割り当て領域を確保
- 再度 mbr2gpt /validate を実行し、通過すれば変換へ進む
OSパーティションの認識(アクティブ設定)を確認
「Cannot find OS partition」対策として、MBR時点でのアクティブ設定やシステムフラグを点検します。
注意:誤ったパーティションをアクティブにすると起動不能になる恐れがあります。
手順:
- 管理者コマンドで diskpart → list disk → select disk 0
- list partition → OSのあるプライマリを select partition X
- active でアクティブ化(必要時)→ exit 後に検証や変換を再試行
EFIシステムパーティションを手動で作成(必要時)
自動作成に失敗する環境では、未割り当て領域にFAT32のEFI(ESP)を手動作成し、ブート情報を構築します。
注意:作成位置やサイズを誤るとブート不能やデータ損失のリスクがあります。
手順:
- diskpart → select disk 0 → 未割り当てに create partition efi size=300
- format fs=fat32 quick → assign letter=S(例)
- bcdboot C:\Windows /s S: /f UEFI でブートファイルを書き込み
起動修復とUEFI切り替え
変換後はファームウェア設定をLegacyからUEFIへ切替え、必要に応じて起動修復を行います。
手順:
- PC再起動→BIOS/UEFI設定でBoot ModeをUEFIへ変更(CSMは無効推奨)
- Windows回復環境で「スタートアップ修復」を実行(必要時)
- 起動後に「ディスクの管理」でGPT化とEFIパーティションの存在を確認
SFC/DISMでシステムファイルを修復
構成が正しくてもOS側の破損で失敗することがあります。システムファイルを整えてから再試行します。
手順:
- 管理者コマンドで sfc /scannow を実行
- 必要に応じて DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
- 完了後に mbr2gpt /validate → 変換を再試行
専門のデータ復旧業者に相談する


操作に不安がある方や、以下のような状況では最初から専門業者への相談が安全です。
- 「フォーマットしますか?」と表示され続けている
- ドライブの容量が0バイトと表示される
- 重要な業務データや思い出の写真など、失いたくないデータがある
無料で相談・診断が可能な業者も多いため、無理に自力修復せず、まずは状況を見てもらうことをおすすめします。
データ復旧業者を選ぶポイント


- 実績と信頼性があるか
障害別の対応件数・成功率を開示している業者を選びましょう。 - 論理障害・物理障害どちらにも対応できるか
ファイルシステムの破損だけでなく、基板・端子の物理異常にも対応しているか確認。 - 無料診断・明確な料金体系
初期診断が無料で成功報酬制などの業者が安心です。 - セキュリティ対策
ISO27001やプライバシーマーク取得済みの業者なら、個人情報の取り扱いも安心。
データ復旧なら「デジタルデータリカバリー(DDR)」がおすすめ!


「大事なデータ、なんとか取り戻したい…」そんなときに頼れるのが、デジタルデータリカバリー(DDR)です。
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まとめ:mbr2gptは「検証→整理→再検証」が鉄則
mbr2gptの失敗は、パーティション構成やBitLocker、EFI領域不足が原因のことがほとんどです。あわてず要件を満たすように整え、再検証しながら進めれば成功率は大きく高まります。物理的な不調が疑われるときはデータ保全を最優先に、無理をせず専門家の力を借りましょう。
- まず mbr2gpt /validate で可否を確認し、通るまで構成を調整
- BitLockerは事前に無効化、EFI用の未割り当て領域を確保
- 自動失敗時はESPを手動作成+bcdbootで起動構築
- 物理劣化の兆候があれば作業中止・バックアップ最優先
起動不能やデータ消失のリスクを避けたい方は、**24時間365日対応・初期診断無料の専門業者にまず相談**を。状況の可視化と安全な手当てで、遠回りせずにトラブルを解決できます。





