ゲーミングイヤホン 延長ケーブル・変換プラグの選び方、音質について解説
- イヤホンのケーブルが短いから延長ケーブルを買いたい
- 延長ケーブルを買ったけど、接続してみたらマイクが使えない
- マイク付きイヤホンのコードは1本なのに、PC側にはマイク用と音声用の差込口がそれぞれある
- マイク付きイヤホンのコードがマイク用と音声用の2本なのに、PC側は差込口が1カ所しかない
こんな悩みを解決します!
非常に間違えやすいイヤホン延長ケーブルの選び方について解説する記事です。
間違えやすいプラグ(接続部分)について主に解説します。
ちゃんと調べない人は、運が良くないと1度は失敗すると思います。
自分も過去に失敗して買いなおしました。
・イヤホンプラグの規格について解説
・必要な機器をケースバイケースで解説
・延長ケーブルの長さ、音質についても簡単に解説
本サイトの、ゲーミングイヤホン、マイク付きゲーミングイヤホンの閲覧が多い為、急ぎ書き上げた次第です。
延長ケーブルを買う前に本記事を読んで頂ければ幸いですが、手遅れだったら申し訳ありません。
先におすすめの延長ケーブルを知りたい方は、下記の記事をどうぞ!
自分も使っている延長ケーブルです!
プラグについて解説
イヤホンやマイク付きイヤホンの延長ケーブル、変換ケーブルを選ぶ際に見るポイントとして、『サイズ』と『極』というものがあります。
順に解説していきます。
ややこしく思うかもしれませんが、意外と単純で簡単です!
(細かい部分は省略してます)
サイズについて解説
- 2.5mm
-
・ミニミニプラグと呼ばれるサイズです。 - 3.5mm
-
・ミニプラグと呼ばれるサイズです。
一般的なイヤホン、マイク付きイヤホン、ゲーミングイヤホンやヘッドセットも基本的にこのサイズです。 - 6.3mm
-
・標準サイズと呼ばれるサイズです。
Amazonなどで延長ケーブルを探す際に、【3.5mm】や【ミニプラグ】という言葉があるかチェックしましょう。
極について解説
上の画像でいう、黒い線で区切られたエリアの数で極数が変わります。
とりあえず覚えておけば良いのは3極と4極です。
他も合わせて簡単に説明します。
- 2極
-
・音声がモノラル出力 - 3極
-
・音声がステレオ出力
一般的なイヤホンやヘッドホンがこのタイプです。
当サイトの別記事で紹介しているゲーミングイヤホンで、マイク機能が無いものはこのタイプです。
ちなみに、マイク付きイヤホンやヘッドセットを差す4極の差込口に、3極のイヤホンを差しても問題なく音が聞こえます。 - 4極
-
・3極に、マイク機能を追加したタイプ
・CTIA規格、OMTP規格の2種類がある
・CTIAとOMTPを間違えると音が出ないなどの不具合が起きる
マイク付きイヤホンはこのタイプです。
CTIAとOMTPは見た目が一緒なので、外観からどちらかを判別できません。
ですが、現在の日本で主流の4極イヤホンはCTIAです。
2011年頃までの古いイヤホンや海外規格の製品でない限り、現在日本で流通しているものは、CTIAと判断して大丈夫だと思います。
もし、商品ページに『OMTP』の文字を見かけたら合わないので注意してください。
主流がCTIAなので、そもそも商品ページの説明欄に書いていないことが多々あります。 - 5極
-
・4極にノイズキャンセリングを追加したタイプ
イヤホンのみなら【3極】、マイク付きイヤホンなら【4極】、これを覚えておけば大丈夫です。
必要な機器をケースバイケースで解説
よく悩むパターンの対応策を解説していきます。
ケース1 (3極×2 → 4極へ変換)
マイク付きイヤホンやヘッドセットの線は2本、PC側は4極ミニプラグの1カ所しか差込口が無い場合の対処法です。
少し古いタイプのヘッドセットで見かけることがあります。
必要な機器は下記のような商品です。
ケース2 (4極 → 3極×2へ変換)
マイク付きイヤホンやヘッドセットの線は1本、PC側は2カ所も差込口がある場合の対処法です。
少し古いPCの場合、緑の差込口と赤の差込口がある場合があります。
必要な機器は下記のような商品です。
ケース3 そのまま使える場合
上記画像の⑤を見てください。
左はマイクのマークですので、マイク入力です。
右はヘッドフォンのマークですので、一見音声出力に思えますが、右の説明を見てください。
『マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子×1(3.5mm/CTIA)』とありますので、4極だとわかります。
よって、そのまま右のジャックにマイク付きイヤホンを差して使用することができます。
この場合は上の【ケース2】で説明した部品は不要となります。
一見勘違いしそうですが、メーカーのホームページや、PCの説明書を見ることでどんなジャックになっているか分かります。
延長ケーブルの長さと音質について
- 長さと音質について
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延長ケーブルが長ければ長いほど、音質が劣化します。
しかし、劣化具合は延長ケーブルの質にもよりますし、音の聞こえ具合も個人差があります。
音質が下がったと感じない人もいるかと思います。
ただ、延長ケーブルが長いと音質が少なからず落ちることは間違いないので、1mや2mなど、自分が必要な長さに留め、むやみに長くしないことをおすすめします。 - 接続部と音質について
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接続部が多いほど、音質の劣化が起きます。
延長ケーブルに延長ケーブルを繋ぐようなことはせず、適切な長さの物を購入し、接続部を減らした方が良いです。
ついでに、音質ではありませんが、耐久面のチェックも忘れないようにしましょう。
・プラグ部分に抜き差しで劣化のしにくい金メッキが使用されているか
・ケーブル部分を持つことが無いL字型なのか
耐久面について、延長ケーブルをあまり抜かない人はそこまで気にしなくても大丈夫です。 - 材質と音質
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ここは深い要素なのですが、ざっくり説明します。
・まずケーブルの材質で一般的なのは銅です。
・次に少し価格があがりますが、銅より導電率の良い、銀が使用されているものもあります。
ここでは、多くのケーブルに使用されている安価で導電率の良い、『銅』について解説します。
・銅のケーブルでもTPCケーブルとOFCケーブルと呼ばれるものがあります。
・銅の純度99.96%以上のものがOFC(無酸素銅)と呼ばれます。
・純度の低いものがTPCと呼ばれ、安価なケーブルに多く、もちろんOFCより安いです。
基本的に、【OFCケーブル】【無酸素銅】【高純度無酸素銅】という言葉があれば問題ありません。
まとめ
・一般的なイヤホンやゲーミングイヤホンは、3.5mmのミニプラグ
・イヤホンのみは3極、マイク付きイヤホンは4極
・4極のCTIAとOMTPはCTIAが主流なので、基本気にしなくてOK
延長ケーブルや変換ケーブルを買う際は、【3.5mm】、【ミニプラグ】、イヤホンのみなら【3極】、マイク付きイヤホンなら【4極】の記載があるかチェックする
・古いPCやヘッドセットとの接続では、緑と赤の線があるので、変換ケーブルが必要な場合がある
・PCの接続口の極数が分からない場合は、ホームページや説明書で調べ、ケーブルの変換が必要か判断する
・4極の穴に3極のイヤホンを差しても問題ないので、変換は不要
・ケーブルが長いほど音質が劣化していくので無駄に長い物を買わない
・接続部は少ないほど音質が良いので、延長ケーブル+延長ケーブルはやめたほうがいい
・【OFCケーブル】【無酸素銅】【高純度無酸素銅】といった記載があるものを選ぶ
最近のパソコンのほとんどはイヤホンマイクに対応していますので、そこまで変換の心配はいりませんが、少し古いパソコンだと変換が必要な場合もあります。
1番失敗するのは、マイク付きイヤホンを持っていて4極が必要なのに、3極の延長ケーブルを買ってしまい、マイク(声)が入らないパターンです。
チェックする項目は少ないのでしっかり確認することをおすすめします。
当サイトの読者さん、失敗しないで!!
おすすめ延長ケーブルは下記の記事からどうぞ
最後までお読みいただきありがとうございました!