【2025年最新】おすすめWQHDゲーミングモニター|選び方や必要性も解説

年々ゲーミングPCに搭載されるグラフィックボードの性能が非常に向上しております。
よって、解像度フルHDではPCの性能を持て余してしまう方も増えてきており、WQHDゲーミングモニターを求める方が増えています。
本記事では、WQHDゲーミングモニターの必要性や需要、選び方も踏まえ、2025年に特に人気のあるWQHDゲーミングモニターを紹介します。
WQHDゲーミングモニター|必要性・需要
WQHDゲーミングモニターが実際どれくらいのユーザーに使われているのか、必要性のあるものなのかを解説します。
WQHDゲーミングモニターの需要


上記画像は2025年9月時点での、Steamでゲームをプレイするユーザーの解像度統計です。
WQHD(2560×1440)でプレイするユーザーは全体の2割ほどいます。
ちなみに2023年12月ではフルHD60%に対し、WQHDは16%でした。
年々フルHDでのプレイ人口が減り、WQHDでのプレイ人口が増えています。
まだまだFPSやTPSゲームにおいてはフレームレートが重視される為、この先数年でフルHDとWQHDでのプレイヤー数が入れ替わるようなことは無いと思われますが、今後もフルHDでのプレイ人口が減り、WQHDでのプレイ人口が増えていくことは間違いないでしょう。




上記2つの画像は、2025年10月時点でのゲーミングモニターで人気のあるKTCのフルHDとWQHDの製品です。
プライム感謝祭でどちらも割引があった中、フルHDの製品は400点以上、WQHDの製品は1000点以上とWQHDゲーミングモニターの方が売れています。
2024年ではこの販売数が逆でした。
価格面でも2022年~2023年頃では、WQHDゲーミングモニターは4万~5万円くらいでしたが、現在は2万円台で購入が可能となっている点も多くのユーザーが購入している理由となっています。
では、このようにWQHDゲーミングモニターの需要が上がっている理由を解説します。
WQHDゲーミングモニターの必要性


ゲーム開発エンジンである、Unreal Engine(アンリアルエンジン)のというものがあります。
2022年頃まで販売されていたゲームはUnreal Engine4で制作されていました。
その後Unreal Engine5が公開され、高精細でリアルなグラフィックを効率的に制作できるようになりました。
Unreal Engine5の登場により、これまでよりゲームのグラフィックが高まりました。
ユーザー側もゲーム映像を綺麗に楽しむ為、グラフィックをより鮮明に表現できる高解像度モニターの必要性が高まりました。


FF14:Momoe Hambergite様より引用
上記画像はフルHD、WQHD、4Kでのゲーム映像の違いです。
さらっと見ただけでも解像度による映像の綺麗さの違いが分かります。
好きなゲームで映像美を重視して楽しむ方にとって、フルHDより上の解像度のモニターは必須ともいえます。




WQHDや4Kなどの高解像度でプレイする場合、ゲームパフォーマンスに大きく影響を与えるのがグラフィックボードです。
その中でもVRAMの容量が如実にプレイの可否に関わってきます。
2025年にはVRAM容量の多い低価格帯のグラフィックボードの登場、VRAMも多く処理能力の高い4Kクラスのグラフィックボードも10万円を切る価格になり、多くのユーザーがVRAMを多く積んだグラフィックボードを手にしています。
今後の解像度の変化を見越して買う人もいれば、VRAM容量8GBと16GBの価格差が小さい為、どうせならVRAM容量が多い物を買おうといったユーザーもいるでしょう。
WQHDで遊ぶ為にこのようなグラフィックボードを買うのか、このグラフィックボードを買ったからWQHDゲーミングモニターが必要なのか、順番は人によります。
しかし、実際グラフィックボードの性能向上により、WQHDゲーミングモニターが適正と言えるグラフィックボードを搭載したゲーミングPCが増えており、PCの性能をしっかり活かしきる為にもWQHDゲーミングモニターが必要になってきています。
WQHDゲーミングモニター|選び方・ポイント
おすすめのサイズは27インチです。
WQHD解像度とのバランスが最も良く、ドットピッチ(画素の密度)も適切。FPSからRPGまで多くのゲームジャンルに対応できる万能サイズ。
フルHDで人気の24インチは、WQHDでは画素が細かくなりすぎ、文字やUIが小さく見づらくなる傾向がありますので注意が必要。
180Hz辺りを狙うのがおすすめです。
RTX5060Ti(16GB)、RX9060XT(16GB)、RTX5070あたりのグラフィックボードを搭載したゲーミングPCを持っている方にぴったり。
少し金額を出せば240Hz辺りも購入可能ですが、安定して240Hzを狙うのであれば4Kクラスのグラフィックボード(RX9070XT、RTX5070Ti)が必要になってきます。
発色が良く、視野角が広いIPSパネルがおすすめで、現在において主流のパネルになります。
HDMI2.1や2.0、DP1.4があります。
コスパ重視のモデルはHDMI2.0とDP1.4のモデルが多いのですが特に問題はありません。
HDMI2.1はPS5などにおいて解像度4Kでリフレッシュレート120Hzを出したい方、PS5において「VRR」を使う方はHDMI2.1が備わっているモニターを選びましょう。
ただし、PS5において「VRR」を使う場合、モニターの詳細にHDMI2.1と記載されていても使えない場合があります。
「HDR VRR」対応モニターを選ぶのが確実です。
DPに関しても1.4より上の規格もありますが、WQHDで360Hzを超えるような高リフレッシュレートを求めない限り必要ありません。
ゲーミングモニターには暗いところを明るくするなどの機能が備わっているものがあります。
BenQや一部のメーカーは「Black eQualizer」という機能名で表していますが、メーカーによっては同種の機能でも名前が違いますので注意が必要。
必要があればこの辺りのゲーミング機能の有無もチェックするのがおすすめです。
スピーカーが機能がついていて当たり前と思う方もいるかもしれませんんが、多くのゲーマーがヘッドセットやイヤホン、外部スピーカーを使う為、ゲーミングモニターにおいてはついていないものも多いです。
必要に応じてスピーカー機能の有無をチェックしましょう。
価格の安いモデルはモニタースタンドに機能を持たせていません。
モニターアームを使う方はアームで調整が出来る為、モニタースタンドの機能は不要です。
モニターアームを使う予定の無い方は最低でも高さ調整機能を備えた物を選ぶと良いでしょう。
回転することも可能なモニターもありますので、用途に合わせてチェックしましょう。
1年、3年、5年と様々です。
保証の重要性は人によって様々ですが、3年が一般的といえます。
おすすめWQHDゲーミングモニター|2025年版
コスパ、デザイン、機能性の観点から、おすすめの「27インチWQHDゲーミングモニター」を厳選して紹介します。
【入門&コスパ】KTC|H27T22C-3
WQHD入門向けのコスパの良いおすすめモデル。
2024年特に売れたのもこのモデルでしたが、今年リフレッシュレートが180Hz→200Hzへ変更のアップグレードがされております。
- WQHD入門向けとしては十分なパネル性能
- スピーカー機能も搭載
- 3年保証
- スピーカー機能はあくまで作業・軽視聴用、音質を求める方は別途スピーカーの用意がおすすめ
- スタンド機能は最低限でモニターを-5度から15度に傾ける機能のみ、高さ変更や回転は出来ない
【デザイン】Pixio|PX278 WAVE White
デザイン性に優れたPixioのWQHDゲーミングモニター。
デスク周りをホワイトカラーでコーディネートができる、白色のゲーミングモニターです。
上記に掲載したモデルはホワイトカラーモデルですが、その他にブラック、パステルパープル、パステルピンク、パステルブルー、ベージュ、ミントグリーンといった複数のカラーモデルがあります。
色の具合も上記リンクからチェックしてみてください。
- デザインに目が行くが性能も十分
- G-SYNC、Black Equalizerも搭載
- ポート数は3ポート(HDMI 2.0 ×2 / DisplayPort 1.4 ×1)
- スタンドの高さ調整機能は無し、下記のカラー合ったモニターアームの購入がおすすめ
デスクカラーを統一したい方は、Pixioのモニターカラーに合ったモニターアームの購入もおすすめです!
【高リフレッシュレート&コスパ】KTC|H27E6
最大リフレッシュレート320Hz対応ながらも3万円台で買えるWQHDゲーミングモニターです。
上位グラフィックボード搭載したゲーミングPCをもった競技性高いゲームをやる方にもぴったり。
HDMI2.1に対応し、PS5 VRRやNintendo Switch2でのWQHD120Hz表示にも対応。
- 最大リフレッシュレート320Hz
- 応答速度も速い
- 十分な端子類(HDMI2.1×2 / DP1.4×2)
- 高機能スタンドでチルト・回転・昇降も可能
- 内蔵スピーカーは無し
【充実したゲーミング機能】BenQ|MOBIUZ EX271Q
ゲーミングモニターと言えばBenQ、AIを活かしたゲーミング機能を詰め込んだWQHDゲーミングモニターの上位モデルです。
勿論ポートや端子類も充実。
- 4系統入力(HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1、USB Type-C(65W給電)×1)
- 最新のAI機能搭載した映像美
- Type-Cから始まる豊富なUSBポート数(4個)
- 内蔵スピーカーは無し
- 価格がやや高め
【最強】SONY|INZONE M10S SDM-27Q10S
非常に高性能で好評なSONYのINZONEシリーズの最強WQHDゲーミングモニターです。
プロゲーミングチーム「Fnatic」と協力開発し、eSportsに最適な性能を備えています。
競技性の高いゲームをやるプレイヤーや、何より性能を求める人に合う最上位モデルです。
- 最大リフレッシュレート480Hz、応答速度も圧倒的に速い
- 競技性の高いゲームに最適な24.5インチに変更するモードも搭載
- THDMI2.1対応(PS5 VRR対応)
- 他にない優れたデザイン、非常に高い品質
- 最上位モデル相応の価格
【特別枠】Pixio|PX277 Prime Neo
筆者が使っているということで、「特別枠」として紹介。
ちなみにAmazonの商品名には165Hzと記載されておりますが、実際は180Hzです。


上記画像の右のモニターが「PX277 Prime Neo」です。
配信に必要なソフトやブラウザの表示、WQHDのゲームプレイに使用しています。
ポートはHDMI2.0×2、DP1.4×1です。(メーカー製品ページ)
- 高機能スタンドでチルト・スイーベル・回転・昇降が可能
- スタンド背面のケーブルを束ねる部品が地味にありがたい
- スピーカー機能も搭載
- スピーカーの音量が最大でもそこまで大きくならない為、別途スピーカーの用意がおすすめ
- 多機能スタンドが必要な人には合うが、不要な人にとってセール時以外は割高感あり
まとめ
ここまでWQHDゲーミングモニターの必要性、需要、選び方、筆者おすすめのモデルを紹介しました。
年々グラフィックボードの性能は向上しており、開発されるゲームも高グラフィック化しています。
美麗なグラフィックのゲームをさらに綺麗に味わうにはフルHDではなく、WQHDゲーミングモニターがおすすめ。
高性能なゲーミングPCをお使いの方は、WQHDゲーミングモニターを検討してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。












